実証プロジェクトの決定
「Hatch Technology NAGOYA」課題提示型支援事業において、実証プロジェクトが決定しましたのでお知らせします。(2021/9/21)
■実証プロジェクト決定までの経緯
行政課題
遅延なく的確な避難情報発令を!膨大な情報をもとにした危険度判断支援ツールの開発
(防災危機管理局 危機対策室)
実証プロジェクト
AIを活用した避難情報支援システムの構築
解決したい課題
避難情報を発令するにあたり、様々な情報を総合的に勘案し、避難情報の発令の判断を行っているが、
収集すべき情報及び監視システム等の多様化により、多数の職員による監視が必要となっている。
実証実験内容
AI等を活用し、河川の水位状況や現在の降水量、今後の予測雨量、気象警報の発表状況などの情報をもとに、
危険度判断・避難指示発令を支援するシステムを開発し、遅延なく的確な避難情報発令を補助する仕組みづくりに取り組む。
実証事業者
株式会社Spectee代表取締役 村上建治郎
所在地:東京都千代田区
https://spectee.co.jp/
学校・おうちでできる新しい農業体験でdelaふぁーむをもっと知ってもらいたい!
(緑政土木局 農業センター)
実証プロジェクト
オンライン体験プラットフォームを活用した“おうちで農業体験”
解決したい課題
Withコロナの世界においても、より多くの方が都市農業に触れ合える機会を提供する為、
感染対策にとらわれない体験イベント・講座等の提供手段が欲しい。
実証実験内容
360度カメラやARを利用し、自宅から参加できる“リアル”な農業体験イベントを提供し、
“おうち”で手軽にコンテンツサービスが受けられるよう、オンライン体験プラットフォームの構築・活用に取り組む。
実証事業者
株式会社ウィーケン代表取締役 佐々木 亜由子
所在地:愛知県名古屋市
https://www.weeek-end.com/
画像認識AIを使ったバスのODデータを取得し、利用者ニーズにあわせた路線設定を実現したい!
(交通局 管理課)
実証プロジェクト
AIカメラの設置による、ODデータ(乗降データ)の取得
解決したい課題
市バスは均一運賃制を取っており、降車時にICカードを料金箱にタッチしないため、乗降データを作成することができない。
そのため、AIカメラ(エッジコンピューティング)を活用して、適切なバス路線の設定を行うために必要な乗降データの取得を行いたい。
実証実験内容
市バス車内の前後にある扉付近に AIカメラ(エッジコンピューティング) を設置し、個人情報保護に配慮しつつ、
各バス停で乗車・降車の人数をカウントするシステムを構築する。これにより、調査に必要なコストを削減し、
合わせて乗車データの収集を行うソリューション構築に取り組む。
実証事業者
株式会社アプリズム代表取締役 仙敷 久善
所在地:大阪府大阪市
http://apprhythm.co.jp
SNSを分析し、もっと多くの声を名古屋市の市政に取り込みたい!~名東区の魅力発見から始めてみよう!~
(スポーツ市民局 広聴課/名東区役所 企画経理室)
実証プロジェクト
ソーシャルメディアの情報分析による、名東区の魅力発見
解決したい課題
直接市に対して意見することの少ない方々の意見やニーズ等を集約・分析し、市政に反映する仕組みを作りたい。
名東区の魅力や強みを発見・把握したい。
実証実験内容
名東区とベンチマークとなる周辺地域の話題を独自の分析プロセスを用いて比較することで、
可視化されていないニーズ(魅力・強み)を抽出し、具体的な区政立案への活用に取り組む。
実証事業者
株式会社TBWA HAKUHODO コンサルティング局 65dB TOKYOHead of 65dB TOKYO 金清 雄太
所在地:東京都港区
http://65db.jp/
社会課題
金城ふ頭来訪者への最適なアクセスルート案内ツールの開発
(住宅都市局 名港開発振興課/観光文化交流局 MICE推進室)
実証プロジェクト
交流拠点への訪問者向けアプリによるルート案内、施設・イベント情報・車窓風景等の案内、回遊状況の把握
解決したい課題
金城ふ頭への来訪車両が、港湾物流動線と分離された交流動線を利用することで、交通処理上の調和をはかり、来訪促進と回遊性を高めたい。
実証実験内容
ユーザーが移動したくなるような目的地を推薦するマップナビシステムNOSPOTを使って、最適な交通ルート提案と魅力的な目的地提案等により、
港湾物流との調和をはかりつつ、港湾風景の魅力発信、更なる来訪機会の創出を行う。
実証事業者
株式会社New Ordinary 代表取締役 作井 孝至
所在地:愛知県名古屋市
https://new-ordinary.co.jp/
「最先端モビリティ都市」の実現へ向けて、先進技術を活用して人の動きを調査したい!
(住宅都市局 交通企画課)
実証プロジェクト
AIカメラを活用した自動車・歩行者の移動実態の把握
解決したい課題
都心部の人の移動実態を把握し、道路空間をこれまでの自動車中心の空間から、人や公共交通が中心の空間へ転換したい。
実証実験内容
カメラで取得した映像をAIで解析して自動車や歩行者の移動実態を調査できる仕組みの構築に取り組む。
動画解析プラットフォーム「Label Note」、夜間のデータ取得や個人情報保護が可能なカメラの活用検討も実施する。
実証事業者
株式会社インテージテクノスフィア 代表取締役社長 饗庭忍
所在地:東京都西東京市
https://www.intage-technosphere.co.jp
新型コロナウイルス関連課題
大規模イベント会場内の滞在人数即時計測システム~ウィズコロナ時代における安心・安全なイベント開催を目指して~
(観光文化交流局 MICE推進室)
実証プロジェクト
エッジAIカメラを活用したポートメッセなごやの入場者数の常時把握
解決したい課題
コロナ禍において、大規模イベントを開催するには、関係者を含む参加者の人数把握とコントロールが必要不可欠であるが、
イベント主催者にとって、コストやオペレーションにおいて、大きな負担となっている。
実証実験内容
エッジAIカメラ製品「IDEA counter」を使って、ポートメッセなごやで開催されるイベントの滞在人数を把握する実証。
人件費やシステム利用料などのコスト削減、最小限の人手によるオペレーションの定着化を目指す。
実証事業者
Intelligence Design株式会社 代表取締役 中澤 拓二
所在地:東京都渋谷区
https://i-d.ai/
XR技術を活用してコロナ禍でも臨場感ある上下水道工事地元見学会を実施したい!
(上下水道局 建設工事事務所)
実証プロジェクト
XR技術を活用した地元見学会による工事に対する理解や体験の満足度の検証
解決したい課題
上下水道工事への理解を深めてもらうため開催してきた地元見学会がコロナ禍によって開催できなくなっている。
実証実験内容
VRとVFX技術を活用し、実写にCGを合成して上下水道工事を分かり易く解説する。
映像に加え現場音も360度収録し、臨場感溢れる地元見学会の実施に取り組む。
実証事業者
株式会社スピード 代表取締役 岩木勇一郎
所在地:愛知県瀬戸市
https://speedinc-jp.com