プロジェクト化決定!「サグリx名古屋市農業委員会」
愛知県名古屋市にて開催中の、先進技術の社会実装を目的としたプロジェクト「Hatch Technology NAGOYA」。
その中のネットワークコミュニティ「Hatch Meets」から『サグリ株式会社』と『名古屋市農業委員会』の耕作放棄地自動検出で農地パトロールの負担削減を検証するプロジェクトが始動しました!
プロジェクトの目的
・衛生データとAI・区画技術を掛け合わせた耕作放棄地検出の機械学習精度の向上。
・耕作放棄地の発見に係る業務負担の軽減と早期発見による適時適切な実態把握。
実証実験の内容
耕作放棄地の自動検出するアプリケーションACTABAに事前に名古屋市の農地データを入力し、
そのエリアの衛星データを掛け合わせて耕作放棄地と思われる農地を検出。
検出されたデータの判断は農地パトロールの際にタブレット上でACTABAを開き、チェックをするだけで入力&データ化が可能になる。
これまでの農地における全国的な課題として
小規模農家の離農と農家の大規模化によって経営面積が増えているが農地が分散しており、
政府や自治体は農地を集積・集約したいが進んでいないことがある。
その理由として耕作放棄地は農地法に基づき年1回農業委員会と現状確認を行なっているが、
・農地を全て見回り切ることができていない
・目視結果を農業委員会より紙で回収し、事務局側でアナログ入力している
・全体圃場を可視化できず、人・農地プランが促進されない傾向にある
などが挙げられる。
これらの課題をACTABAを利用して課題解決できるか?を実証実験として行う。
※人・農地プラン
農林水産省の出す農業者が話し合いに基づき地域農業のあり方を決めようと促す計画。
https://www.maff.go.jp/j/keiei/koukai/hito_nouchi_plan.html
2021/11/25
農業委員会事務局職員が、農地が遊休農地か否かを目視で確認し、タブレットで利用可能なACTABAを用い調査結果を入力している様子。