Hatch Meetsで新たなプロジェクト設立!
Hatch Meetsとは名古屋市および民間施設等を社会実証の場(フィールド)として活用するため、場の提供と課題の整理・解決をするネットワークコミュニティ「Hatch Meets」を産学官で立ち上げ、先進技術を有する企業等の提案や実証ニーズを実現します。
実証事業者:小田急電鉄株式会社
フィールド提供者:名古屋市 環境局
プロジェクトの目的
人材不足、戸別収集、分別促進など自治体が廃棄物・資源収集において抱える課題を、世界で実装されるテクノロジーを活用することで解決し、持続可能な収集体制の実現を目指します。
収集業務の効率化によるコスト削減とマンパワーの余力を創出します。
さらに、余力を活かした資源循環サポート施策を実現し、循環型まちづくりにつなげていきます。
・剪定枝・おむつ等の分別回収のリサイクル拡充と焼却量削減
・市民啓発プログラム(SDGs・環境教育)
・災害対応への活用(収集車を活用した災害状況のチェック)
プロジェクトの概要
愛知県名古屋市の一部地域を対象に、これまで可燃ごみとして廃棄されてきた「草木類」を無理なく継続的に分別・回収することで、収集車の走行距離短縮による回収の効率化とごみの焼却量低減によるCO₂排出量の削減、ごみ処分場の容量逼迫の改善を目指すものです。
フェーズ1 2022年9月25日(日)
フェーズ 1 では、「草木類」の廃棄を予定している家庭から市への申込情報をもとに、「WOOMS」が最も効率的な回収ルートを自動生成します。
収集車は、タブレット端末に表示された回収ルートに基づき走行することで、CO2排出量を抑えながら収集を行います。
フェーズ2 2022年10~11月頃を予定
フェーズ 2 では、各家庭で可燃ごみとして排出されている「草木類」を後追い収集します。通常の可燃ごみを担当する先発収集車と「草木類」を担当する後発収集車に役割を分け、先発収集車は可燃ごみを回収しながら「草木類」が出されている場所の情報を「WOOMS」へ登録し、後発収集車はその情報から自動生成される効率的な回収ルートを用いて収集します。各家庭からの事前申込なしで、分別回収が可能となり、回収の効率化が図られます。
WOOMSとは
小田急電鉄のウェイストマネジメント事業「WOOMS」
テクノロジーを活用した収集から事務業務の最適化を支援します。
自治体向け廃棄物収集サポートシステムWOOMS Portal、
管理サポートシステムWOOMS Appは収集スタッフの着実な業務遂行と業務負担を低減、さらにデータ共有・活用することで資源循環・地域価値創造に向けた取り組みに活用することが可能なツールです。
●ルート・サポート
各ルートにおける収集状況のレポートを分析しルートの最適化をします。
収集車両が集積所に接近することで作業を自動検知し、収集時刻も正確にデータ化、全車両の収集状況を詳細に把握し、車両間の支援や臨機応変なルート変更が可能となります。
●ワーク・サポート
各収集車両の位置や収集状況を管理PC 上の画面でリアルタイムにモニタリングできます。また、収集量の記録を自動で集計できるなど、1日の業務状況をデータで一元管理できます。
●ドライブ・サポート
収集車両の運転状況(速度、急発進・急停止、急ハンドル)や車両の点検状況をデータ化し、安全運転を支援します。
●その他
収集状況をインターネット上で地域住民に周知、道路等のインフラ故障や不法投棄、異常気象時には河川の状況などを画像と共に記録、送信できる機能も兼ね備えています。
HMの参加募集
Hatch Meetsは、スタートアップを始めとする企業や経済団体、産大学・研究機関等を参加団体とするネットワークコミュニティです。アドバイザーによる支援のもと、アイデアや提案をワークショップなどで磨き上げ、企業ニーズとフィールドのマッチングを行い、実証プロジェクトを創出していきます。
興味のある方はぜひご参加ください!