第4回Hatch Meets開催報告

2022年8月19日(金)

ナゴヤイノベーターズガレージにて、Hatch Technology Nagoya「フィールド活用型社会実証支援」の第4回Hatch Meetsを開催しました。

フィールド活用型社会実証支援とは

実証実験ニーズをもつ企業と、実証実験を行う場を提供する企業(や自治体)が一緒になって社会実装を目指すプロジェクト支援事業となります。


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第4回ではオンラインとオフラインのハイブリッド配信という形で64名の参加がありました。

アジェンダ

1. 受付開始 9:40-10:00

2. 開催挨拶 10:00-10:05

3. Hatch Meets の紹介 10:05-10:10

4.プロジェクト中間報告 10:10-11:50

  •  テラスポ鶴舞AIカメラプロジェクト 10:10-10:25

(株式会社NTTSportict x テラスポ鶴舞)

  •  GMCスポーツ教育プロジェクト 10:25-10:40

 (株式会社ignArt x リゾートスポーツ専門学校、ラブリッジ名古屋)

  •  Wifiパケットセンサーを活用し、地下鉄における人流データを解析し、地域での流動把握を行う社会実証プロジェクト 10:40-10:55

 (名古屋大学河口研究室 x 名古屋市営地下鉄)

  •  なごのキャンパス先端無線実証プロジェクト 10:55-11:10

 (スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社 x なごのキャンパス)

  •  複数カメラ画像からの回遊性把握の技術検証プロジェクト 11:10-11:25

 (株式会社インテージテクノスフィア x 名古屋市内商店街)

  •  ごみを資源へ、なごや∞プロジェクト 11:25-11:40

 (小田急電鉄株式会社 x 名古屋市環境局)

  •  障害のある方の就労支援施設において「未病AI」の実用化に向けたプロジェクト 11:40-11:55

 (株式会社アドダイス x あいち福祉振興会)

5. 閉会 11:55-12:00

プロジェクト紹介

  • テラスポ鶴舞AIカメラプロジェクト 10:10-10:25

(株式会社NTTSportict x テラスポ鶴舞)

AIカメラとはコートの全景を映すカメラが試合の状況を自動で判断し、ボールや人の動きから盛り上がる場面を自動映像編集することで臨場感のある映像配信を実現します。

今年度は以下の2点を中心に行っていきます。

1.なごや市民スポーツ祭の配信

   次年度以降(または他大会)の配信においてプレロール広告やバナー広告の広告       

   出稿がもらえる企業を獲得したい。

2.可搬型AIカメラ STADIUM TUBE for Teamのコーチング利活用

   配信以外にも日々の練習でのコーチング利活用を検証していく。

  • GMCスポーツ教育プロジェクト 10:25-10:40

(株式会社ignArt x リゾートスポーツ専門学校、ラブリッジ名古屋)

コミュニケーション向上を目的とするWebアプリケーション「GOOD MORNING COLOR」を活用し、メンタルケアやチーム間でのコミュニケーション向上を図りマインドセットや、よりよいチーム作りに貢献するかを検証します。

今年度は両フィールドでメンバーの入れ替えがあり、新チームとして利用を開始。

鹿児島県、大分県での小学校への導入により、感情の気分値の付け方が低学年になるほど両極の入力が多く、高学年に上がるほど中間の気分値が入力されるという結果がわかりました。

  • Wifiパケットセンサーを活用し、地下鉄における人流データを解析し、地域での流動把握を行う社会実証プロジェクト 10:40-10:55

(名古屋大学河口研究室 x 名古屋市営地下鉄)

Wifiパケットセンサーを地下鉄駅構内に設置し、駅を降りた人がどういう行動を行うのかデータを取得する。

このデータに対して移動時に何を思って移動しているのか?という移動時の思惑を分析に繋げて行きたいというお話をいただきました。

  • なごのキャンパス先端無線実証プロジェクト 10:55-11:10

(スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社 x なごのキャンパス)

  Local5Gやwifi6を使ったテストベットの構築として昨年度からプロジェクトを進めており、なごのキャンパスではローカル5Gアンテナの建設工事が終了し、9月1日(金)には公開イベントの紹介がありました。

https://sc-local5g-02.peatix.com/?utm_medium=web&utm_medium=%3A%3A%3A0%3A3307514&utm_source=results&utm_campaign=search

  • 複数カメラ画像からの回遊性把握の技術検証プロジェクト 11:10-11:25

(株式会社インテージテクノスフィア x 名古屋市内商店街)

人流調査のAI化で課題となる、人の重なりによる実数剥離を解決するため、複数カメラから同一人物をマッチングすることでカメラの回遊性把握を実現する技術について、名古屋市内の商店街で実証実験を行いました。
  人流解析の正確さを確かめるためのデータ取得を行い、分析結果としては完全ではないが精度は上がっていたことが分かりました。

  • ごみを資源へ、なごや∞プロジェクト 11:25-11:40

(小田急電鉄株式会社 x 名古屋市環境局)

 小田急電鉄の循環型社会を目指すウェイストマネジメント事業の一環で、資源循環の効率化を目的としたWOOMS(ウームス)事業内容の紹介とその中で剪定枝リサイクルを行うための実証実験を行います。
   9月25日(日)の草木類収集の日に効率的な回収を目指し、実証実験を行います。

  • 障害のある方の就労支援施設において「未病AI」の実用化に向けたプロジェクト 11:40-11:55

(株式会社アドダイス x あいち福祉振興会)

   アドダイスが提供するウェアラブルデバイス「ResQ Band」をあいち福祉振興会が運営する就労支援施設の利用者と職員に装着し、バイタルデータを取得します。

   取得したデータはアドダイス独自のAI技術「ソロモン・テクノロジー」に基づく健康管理AI「ResQ AI」を利用し、装着者のバイタル変化を検証し、心身状態を観える化することで健康管理、クラスター対策に役立てる他、業務との関連性の有無を解析し、ストレスチェックのスコアの表示を目指します。

   ResQAIはクラスター対策、健康経営実践から全ての人のWell-being実現、健康長寿のための未病対策を視野に入れたAIを目指して大学、研究期間、病院、自治体、他企業と連携プロジェクト期間は令和4年7月1日〜令和5年3月31日までを予定しています。

第4回HM動画

詳細はこちらの動画をご覧ください。

グラフィックレコーディング

今回の様子をグラフィックレコーディングでまとめました。

執筆:長岡造形大学 黒田安寿

次回のHatch Meetsご案内

次回、9月16日(金)13:00-17:00 の第5回Hatch Meetsは
なごのキャンパス先端無線実証プロジェクトと連動し、なごのキャンパスで開催します。

HMの会員以外も参加可能ですので是非ご参加ください。