【フィールド型】市庁舎3D地図化プロジェクト
Hatch Meets第三弾は市庁舎3D地図化プロジェクトです。
実証実験を行う企業:株式会社マップフォー(担当:CEO橘川)
https://www.map4.jp/
フィールド提供:名古屋市本庁舎
https://www.city.nagoya.jp/somu/page/0000062076.html
実証実験の内容:SLAMというレーザースキャナ、カメラ等のセンサーを用いた位置推定と環境地図作成を同時に行う技術で、名古屋市庁舎のような部屋数が多くアップダウンがある環境での計測とオープンデータとして様々な分野への利活用を検討する。
名古屋市庁舎
名古屋市役所の本庁舎は昭和8年に建設され、地下1階、地上5階建ての平林金吾氏が設計した施設で日本趣味を基調とした近世式とされ国の重要文化財に指定されています。
玄関ホールの柱や階段の手すりには大理石が使われたり、全国的に珍しい円形の議場や、海外からの賓客を迎えるための貴賓室が存在するなど歴史的な価値がある庁舎であり、ドラマの撮影施設としても使用される事が多く、写真だけではなく3Dで測量しデジタルアーカイブとしての価値を高めたり、外観や内観を3Dでリアルに紹介する事でより多くの人に名古屋市庁舎の魅力を知ってもらうことができます。
庁舎内の計測
2021/2/14
S L A Mバックパック型と据え置き型スキャナを使い庁舎内のデータ計測を行いました。 計測時に人がいるとデータに反映されてしまう為、休日に庁舎の撮影許可をもらい取材の方にもデモという形で計測してる風景を撮影してもらった後にバックパック型を背負い、歩いて計測を行います。
据え置き型はバックパック型より高精度の機器となります。三脚をつけた測量機器を1箇所に置き、測量データに人が入らないよう三脚の下に潜って、1箇所ずつ位置を合わせながら計測をしていく為測量に時間がかかりました。
測量結果
測量されたデータは点群データという点の群れとして反映されます。
1つの点に緯度経度、高さ等の情報が含まれているため、実際の建物の大きさや廊下の広さ、天井の高さなどが3D空間上で再現可能です。
膨大な数の点を解析する為、解析が終了したら公開予定となっておりますのでお楽しみに!