フィールド活用型支援事業

フィールド活用型支援事業とは

フィールド活用型支援事業は、名古屋市および民間施設等を社会実証の場(フィールド)として活用するため、場の提供と課題の整理・解決をするネットワークコミュニティ「Hatch Meets(ハッチミーツ)」を産学官で立ち上げ、実証プロジェクトの創出及び支援として、2020年度より続いており2022年度で3年目を迎えます。
「先進技術」を有する企業等の提案力を向上させながら、フィールドとの実証ニーズをマッチングし、「プロジェクトの創出」と「先端技術の社会実装」を進め、実証の数は、年を重ねる毎に増えています。

他エリアの実証との大きな違いは、地域側のフィールド(商店街、エリアマネジメント株式会社、コワーキングスペース、福祉施設なども参加)の課題に対して、企業や団体がコミュニティの中で先端技術を使った解決を実証できる点です。これは、Hatch Meetsがネットワークコミュニティとして活動しているから可能なことでもあります。

このような特徴を持ったフィールド活用型支援に参加したい方は、是非、Hatch Meetsへご参加ください!

ネットワークコミュニティ「Hatch Meets」

スタートアップを始めとする企業や経済団体、大学・研究機関等を参加団体とし、アドバイザーによる支援のもと、アイデアや提案をワークショップなどで磨き上げ、企業ニーズとフィールドのマッチングを行い、実証プロジェクトの創出・支援を行うネットワークコミュニティです。

Hatch Meets4つの特徴

1.フラットな体制運営

Hatch Meetsは仲間の皆さんとフラットな体制で運営をしています。定例会の中でミートアップを開催する予定ですので、積極的なご参加をお待ちしています。ミートアップは、防災減災・自治体DX・子育て支援などのテーマ別の回や、ビジネスプランのブラッシュアップの回、プロジェクト報告と金融機関やアドバイザーからのフィードバックの回など魅力的な内容となっています。創出された実証プロジェクトのメンバーの方については、プロジェクトチームとして進捗の共有や、成果報告も含めてHatch Meetsに参加していただきます。

2.アドバイザー・メンターによるサポート

Hatch Meetsでは、実証プロジェクト向けに学識経験者やスタートアップ支援の経験豊富な①アドバイザー、そして個別の領域に専門性を持っている②メンターによるサポートを用意しています。

①Hatch Meets定例で、プロジェクト進捗報告の形でアドバイザーによるプロジェクトへの相談や指摘ができます。
②2022年度にプロジェクト化した実証は、プロジェクト毎にメンターを設定しSlackのネットワークコミュニティの中で相談することができます。

また、事務局でも積極的にメンタリングをしていきますので、課題やリスクについて相談することができます。

白松俊(アドバイザー)

1976年千葉県生まれ。名古屋工業大学 教授。京都大学大学院情報学研究科博士課程修了、博士(情報学)。研究対象は、人々が協働・共創するようなコラボレーションを支援する情報技術。特に、シビックテックやオープンデータ活用、議論支援などのシステムを研究開発中。シビックテック団体Code for Nagoyaの名誉代表(代表経験者)の1人。

浦田真由(アドバイザー)

名古屋大学 大学院情報学研究科 社会情報学専攻 准教授。博士(情報科学)。情報通信技術(ICT)がもたらす新しい社会の在り方について調査・研究を続けている。2017年より総務省地域情報化アドバイザー、2019年よりデジタル庁オープンデータ伝道師に任命され、愛知県内の自治体を中心としたオープンデータ推進やICT利活用を実践的に進めている。

嬉野剛士(アドバイザー)

Code for AICHI 代表/JellyWare株式会社クリエイティブディレクター。2017年に岡崎市職員の晝田とCode fot AICHIを立ち上げ。2018年には野外イベント「miraoto!」の中心メンバーとし「RESAS地方創生政策アイデアコンテスト 」優秀賞受賞。週末起業「StartupWeekend」でも名古屋、東京でオーガナイザーを務める。元エンジニアでフォトグラファー、デザイナー、映像クリエイターなど多方面で活動中。

3.プロジェクト伴走型支援

Hatch Meetsでは、参加者へのヒアリングから、提案書のブラッシュアップ支援、「フィールド」と「企業の技術・実証ニーズ」のマッチング、プロジェクト創出、プロジェクト伴走型支援までの一連の流れを事務局が支援します。プロジェクト伴走型は、各プロジェクトのゴールをめざし、現在の進捗や課題を定期的に確認、広報PR、アドバイザー・メンターと共にメンタリングを実施しながら成果を出せるよう支援していく方法です。

2021年度の実績は、実証プロジェクトを8本実施し、2022年度に継続しているプロジェクトは5本あります。2022年度も6本以上の新規プロジェクトを立ち上げる予定で支援体制を構築しています。

①ヒアリングを受け、提案書を作成する

②提案書を元に、マッチングを行う

③プロジェクトが創出される

④メンターに相談しプロジェクトを進める

⑤指標を決め、計画を見直す

⑥実装に向けプロジェクトを推進する

4.コミュニティ活動

多種多様な企業や人々など、仲間との繋がりや事業事例を知れたり、マッチングの時期に制限がないため、積極的な参加による機会の獲得など、一般にいうコミュニティに入るメリットを得られます。2022年度は参加者から発案されるイベントやセミナーなども開催される予定です。コミュニティの中から多くの可能性を繋げていきます。

Hatch Meets定例会 年間スケジュール

Hatch Meetsではミートアップやプロジェクト発表などの定例会を行っています。
定例会は年8回程度下記スケジュールで予定してますが、事情により日付が変更される場合があります。

2022/5/24

キックオフ&説明会

2022/6/7

第2回Hatch Meets(ミートアップ)

2022/7/5

第3回Hatch Meets(ミートアップ)

2022/8/19

第4回Hatch Meets(プロジェクト連動型イベント)

2022/9/16

第5回Hatch Meets(プロジェクト中間発表)

2022/11/25

第6回Hatch Meets(ビジネスプランアイデアソン)

2022/1/20

第7回Hatch Meets(プロジェクト提案会)

2022/2/10

第8回Hatch Meets

2023/3月

成果報告会