Hatch Technology NAGOYA

課題提示型事業
課題詳細

焼却工場へ搬入されるごみに混入した金属類などの不適物を検知したい!

締切日
【募集終了】

要点

解決したい課題
焼却工場には多くの金属類が誤って搬入されており、これらの不適物は設備の停止や故障につながり、安定的なごみ処理ができない。
想定する実証実験
鉄などの金属を音・画像・磁気などによる検知技術を使って、搬入前に不適物を検知する。
実現したい未来
焼却工場に金属類などの不適物の搬入をなくし、焼却施設を痛めることなく安定的なごみ処理を行う。
得られるもの
① 本市焼却工場への導入の可能性もあり ② 焼却工場への不適物の搬入は、他自治体でも課題となっており他自治体への導入も期待できる。

ストーリー

事業紹介

 名古屋市では、年間約60万トンのごみを5つの施設で焼却・溶融処理しております。処理により発生した焼却灰は鳴海工場や民間施設で資源化し、一部を埋立しております。焼却工場では、一日数百トンものごみを焼却しています。

課題説明

 焼却工場では、家庭から出るごみや事業者から出るごみ等様々なごみを焼却しておりますが、そのごみの中には、金属のような焼却に適さないごみが多数混じって持ち込まれております。これらの焼却に適さないごみは、焼却工場の設備稼働に悪影響をもたらします。

 最近では針金が混入し、設備に絡まってしまい数時間程停止することもありました。さらには、ガスボンベも持ち込まれており、危うく設備停止となり焼却できなくなる可能性もありました。焼却工場が一日止まってしまうだけで、数百トンものごみが焼却できなくなってしまい、市民の生活に多大な影響を及ぼします。

 しかし、すべての車両に対して、搬入されたごみを細かく確認することは不可能であり、不適物の搬入を防ぐことができないのが現状です。

実施方法

 焼却工場には一時的にごみを貯めるごみピットがあり、そこに搬入する前の二重扉に検知器等を設置して不適物を検知したいと考えております。

募集要項

背景
焼却工場では、1台あたり2t以上のごみを積んだ車両が1日に数百台搬入しております。中には焼却に適さないガスボンベ、針金、パイプいすなどの金属類が多く搬入されております。このような不適物は、焼却炉内の設備に引っかかるなど悪影響を及ぼし最終的には設備を停止させることもあります。設備が停止するとごみが処理できず市民生活に大きな影響を及ぼすことになります。すべての車両に対して、搬入されたごみを細かく確認することは不可能であり、不適物の搬入を防ぐことができないのが現状です。
課題(詳細)
焼却工場にはガスボンベ、針金、パイプいすなどの金属類が誤って搬入されており、これらの不適物は焼却炉の設備の停止や故障につながり、安定的なごみ処理ができない。
求める解決策
焼却工場に誤って持ち込まれた不適物を音・画像・磁気などによる検知技術を使って、搬入前に検知したい。まずは金属の検知について重点的に取り組みたい。
想定する
実証実験内容
焼却工場(5工場から1工場選定予定)のごみが搬入される扉一つ分のスペースに検知器等を設置して金属等の不適物等の検知を行う。
実証実験
成功後の発展性
本市焼却工場への導入を検討
他自治体でもニーズはあり
提案企業に求める
専門性
音・画像・磁気などを利用した検知技術
行政のごみ処理についての知識・経験があるとありがたい。
プロジェクトの進め方
打合せ方法
随時、現場確認を行いながら検知手法について打合せを行っていきたいと思います。
オンライン打合せは可能です。
提供可能な
データ・環境等
搬入された不適物の写真、処理施設での搬入の状況、ごみが搬入される投入ステージ、投入扉等の図面など
プログラム終了後の
本格導入
効果的であれば焼却工場への導入を検討したい。