要点
- 解決したい課題
- 自転車通行空間を随時拡張しているが、それにより自転車利用者が増えたのか、目に見える効果が検証できていない。
- 想定する実証実験
- 今後整備予定の自転車通行空間を利用し、自転車通行量の測定・解析や自転車通行空間の新たな活用シミュレーションなどを行う。
- 実現したい未来
- 多くの自転車利用者の方が、快適に自転車通行空間を利用していただくとともに、歩行者にとっても、より安全安心な歩道空間を実現する。
- 得られるもの
- 関係機関や他都市にも導入できる。
自転車利用課は、市民の自転車利用を促進し、「自転車が使いやすいまち」を実現することを目指しています。具体的には、自転車通行空間の魅力向上を図ることにより、全ての市民が安心して自転車を利用できる社会を目指しています。
わたしたちは名古屋市内における自転車通行空間の利用率に関する統計データ、利用者からのフィードバックなどを活かし、さらに魅力的な自転車通行空間をつくり、魅力的な都市にしていきたいと考えています。
自転車利用促進政策や世の中の環境意識の高まりに応じて、今こそ自転車通行空間の整備に取り組む必要があります。
世界的にも、自転車を活用した持続可能な都市交通が注目されており、名古屋市もこの潮流に乗ることで、国際的な競争力を高めることができます。さらに、市民の健康意識や環境意識が高まる中、自転車利用の促進は時代のニーズに合致しています。
実証の半年間で、自転車通行空間の現状と課題を明らかにし、可能であれば利用者数を増加させることまでできればと考えています。
整理すると、実施したいことは、大きく2つあります。
想定する手法として、自転車通行空間の利用状況の把握には、カメラやセンサーでのデータ収集や、ご提案企業が入手可能なビッグデータの活用などをイメージしています。また、自転車利用促進に関しては、海外などで見られる赤信号で止まらずに走れるシステム(グリーンウェーブ)などがどのような効果を生むかシミュレーションができたらと考えています。
これらはあくまでも現時点での想定ですので、その他の手法のご提案も幅広く検討したいと考えています。
これにより、市民の自転車利用をさらに促進し、安全で快適な自転車通行環境を提供します。
このプロジェクトの成功には、企業のみなさまの協力が不可欠です。
先進技術を提供する企業や、自転車関連事業を展開する企業との連携を強化し、名古屋市の未来を共に築いていきたいと考えています。自転車利用の魅力を高めることで、市民の生活を豊かにし、持続可能な都市交通を実現するために、ご支援とご協力をお願いいたします。