Hatch Technology NAGOYA

課題提示型事業
課題詳細

最新技術でおもてなし!新たに生まれ変わる名古屋駅駅前広場を一緒に創りませんか?

締切日
【募集終了】

要点

解決したい課題
リニア開業やアジア・アジアパラ競技大会が控える名古屋駅の西側広場の整備を見据えて、来訪される多くのお客様に向けて居心地の良い駅前を目指したい。先進技術を活用した清掃や警備、マナー啓発を通じて快適な広場空間を提供したい。
想定する実証実験
名古屋駅駅前広場のスペースを利用して、ロボット等先進技術による警備・清掃、コミュニケーションツールなどの運用を行うことで、駅前広場の課題点、駅前広場利用者からの社会受容性などを検証したい。
実現したい未来
アジア・アジアパラ競技大会の際には、名古屋駅駅前広場の来訪者の方たちを居心地の良い空間でおもてなししたい。
得られるもの
多くの人が利用するターミナル駅の名古屋駅駅前広場の広場利用者からの製品・サービスの改善要望など、多くの実証データを提供できると考えています。

ストーリー

約40分で東京~名古屋間を結ぶリニア中央新幹線の開業に向けて

 現在、リニア中央新幹線は、東京~名古屋間で開業に向けた工事が各地で進められており、将来開業することで、東京~名古屋間が約40分で結ばれることになります。

 また、その後大阪までの区間でも開業され、リニア中央新幹線全線が開業すると7000万人交流圏が出現することとなります。

 名古屋はその中心に位置し、玄関口となる名古屋駅周辺地区は、「世界に冠たるスーパーターミナル・ナゴヤ」を目標とするまちの姿とし、駅前広場などの整備を進め、名古屋駅のスーパーターミナル化を図っていくこととしています。

名古屋駅西側駅前広場は、アジア・アジアパラ競技大会開催時も視野に入れつつ、リニア開業時の来訪者のみなさまを温かく迎えるために必要な交通機能の確保とよりよい空間形成に向けて以下のポイントに分けて、段階的に整備で行っていくこととしています。

  1. スーパーターミナルの顔となる広場の整備 -リニア中央新幹線の玄関口にふさわしい「広場空間の形成」
  2. まちへの動線の確保 -駅とまちの主動線につながる「歩行者空間の拡幅」
  3. タクシースペースの改善 -ユニバーサルデザイン等に配慮した「利用しやすい乗降場の配置」

〇生まれ変わる名古屋駅前のデザインコンセプト

再整備にあたり、西側駅前広場ではデザインコンセプトを「関係性を紡ぐリニアフロンティア~自然を感じ 近未来を想像し 多彩な活動に触れるクラウド広場~」と掲げ、雲形の屋根の設置や3か所の広場空間の確保することなどを検討し、これらを取りまとめたものを、「名古屋駅西側駅前広場デザイン計画」を令和4年12月に策定し、公表しました。

(整備イメージ)

最新技術でおもてなし!新たに生まれ変わる名古屋駅前広場を一緒に創りませんか?

 名古屋市では、本年度から順次、駅前広場の整備を進めていきます。来年度になると本格的な工事開始に伴い、駅前広場の利用が制限される見込みであるため、実際に駅前広場を利用して実証実験を行う最後のチャンスだと捉えています。

 名古屋駅西側駅前広場の整備後の維持・管理等をどのように行っていくのかを検討しており、現在は暫定整備ということから、様々な実証や課題解決に向けてチャレンジしていく場面だと捉えています。その一つとしてロボットやコミュニケーションツール等先進技術を活用した維持・管理も視野に入れており、清掃、マナー啓発、警備や広報等への活用を図っていきたいと考えています。

我々、名駅ターミナル整備課では、駅前広場を安心安全で快適な空間にするとともに、新しい体験やワクワクとするような空間にしていきたいと考えていますが、知識や経験がまだまだ足りません。上記の機運を捉え、どのようなことが可能であるのか?を一緒に考えていただける企業を募集しています。 今後の名古屋駅の未来を左右するプロジェクトにぜひ参画いただけませんか?皆様のご応募お待ちしています。

募集要項

背景
名古屋駅の西側駅前広場では、リニア開業やアジア・アジアパラ競技大会開催時を見据えた整備を今年度より順次進めていく予定となっています。
次の段階として、広場整備後の維持・管理をどのようにしていくのかを同時に検討する必要があり、新たに整備する駅前広場は、多くの来訪者が利用するため、施設をキレイな状態に保つことや、駅前広場の使われ方やマナーの改善、名古屋らしいものづくり文化をPRしながらおもてなししたいと考えています。
こうしたことから、駅前広場を快適でワクワクするような空間とするための一つの解決策としてロボットやコミュニケーションツールなど先進技術を活用していきたいと思っています。
課題(詳細)
整備後の広場の維持・管理方法として、リニア開業という新時代にふさわしい駅前広場とするために、清掃、マナー啓発、警備や広報などに先進的な技術による維持・管理方法を検討していきたい。
求める解決策
・駅前広場利用者へのロボット等先進技術による効果的な清掃、マナー啓発、警備や広報等の検討
・ロボット等先進技術にコミュニケーション等のツールを組み合わせることで、駅前利用者に新たな体験の提供
想定する
実証実験内容
名古屋駅の西側駅前広場のスペースを利用して、警備・清掃・マナー啓発等を目的とした自動運転ロボットの運用、駅前歩行者、来訪者に向けたコミュニケーションツールなどの提供を行うことで、駅前広場の課題点や駅前広場利用者からの社会受容性 などを検証する。
実証実験
成功後の発展性
名古屋駅東側駅前、他地区における公共施設、公共空間への転用できる可能性が見込まれる。
提案企業に求める
専門性
・屋外運用が可能なロボット、ハードウェア等の先進技術や、公共施設、空間への来訪者向けコミュニケーションツールを保有していること
・AIやICT等の技術を活用することができる経験と知識を備えていること
プロジェクトの進め方
打合せ方法
・初回については現地視察により現状把握していただくとともに、対面での打ち合わせをお願いしたい。
・必要に応じてオンラインでの会議も対応可能です。
提供可能な
データ・環境等
・名古屋駅西側駅前広場図面
(※利用範囲については、別途、関係機関との調整が必要)
・駅前広場整備工事の工事範囲、スケジュール等
(※R6年度に想定場所で工事を予定。利用範囲の検討のため)
プログラム終了後の
本格導入
有効性が認められた場合、西側駅の整備後の運用や東側駅前に展開することも検討したい。