約40分で東京~名古屋間を結ぶリニア中央新幹線の開業に向けて
現在、リニア中央新幹線は、東京~名古屋間で開業に向けた工事が各地で進められており、将来開業することで、東京~名古屋間が約40分で結ばれることになります。
また、その後大阪までの区間でも開業され、リニア中央新幹線全線が開業すると7000万人交流圏が出現することとなります。
名古屋はその中心に位置し、玄関口となる名古屋駅周辺地区は、「世界に冠たるスーパーターミナル・ナゴヤ」を目標とするまちの姿とし、駅前広場などの整備を進め、名古屋駅のスーパーターミナル化を図っていくこととしています。
名古屋駅西側駅前広場は、アジア・アジアパラ競技大会開催時も視野に入れつつ、リニア開業時の来訪者のみなさまを温かく迎えるために必要な交通機能の確保とよりよい空間形成に向けて以下のポイントに分けて、段階的に整備で行っていくこととしています。
- スーパーターミナルの顔となる広場の整備 -リニア中央新幹線の玄関口にふさわしい「広場空間の形成」
- まちへの動線の確保 -駅とまちの主動線につながる「歩行者空間の拡幅」
- タクシースペースの改善 -ユニバーサルデザイン等に配慮した「利用しやすい乗降場の配置」
〇生まれ変わる名古屋駅前のデザインコンセプト
再整備にあたり、西側駅前広場ではデザインコンセプトを「関係性を紡ぐリニアフロンティア~自然を感じ 近未来を想像し 多彩な活動に触れるクラウド広場~」と掲げ、雲形の屋根の設置や3か所の広場空間の確保することなどを検討し、これらを取りまとめたものを、「名古屋駅西側駅前広場デザイン計画」を令和4年12月に策定し、公表しました。
最新技術でおもてなし!新たに生まれ変わる名古屋駅前広場を一緒に創りませんか?
名古屋市では、本年度から順次、駅前広場の整備を進めていきます。来年度になると本格的な工事開始に伴い、駅前広場の利用が制限される見込みであるため、実際に駅前広場を利用して実証実験を行う最後のチャンスだと捉えています。
名古屋駅西側駅前広場の整備後の維持・管理等をどのように行っていくのかを検討しており、現在は暫定整備ということから、様々な実証や課題解決に向けてチャレンジしていく場面だと捉えています。その一つとしてロボットやコミュニケーションツール等先進技術を活用した維持・管理も視野に入れており、清掃、マナー啓発、警備や広報等への活用を図っていきたいと考えています。
我々、名駅ターミナル整備課では、駅前広場を安心安全で快適な空間にするとともに、新しい体験やワクワクとするような空間にしていきたいと考えていますが、知識や経験がまだまだ足りません。上記の機運を捉え、どのようなことが可能であるのか?を一緒に考えていただける企業を募集しています。 今後の名古屋駅の未来を左右するプロジェクトにぜひ参画いただけませんか?皆様のご応募お待ちしています。