
「東洋一の大運河」と称された中川運河のさらなる魅力を創出するため、名古屋市は「Hatch Technology NAGOYA」の一環として、持続可能な水上モビリティの実証実験に取り組んでいます。
実証実験に使用したのは、ヤマハ発動機株式会社の電動推進機「HARMO(ハルモ)」です。電動モーターによる次世代操船システムで、静穏性や低振動性に優れ、CO2排出量削減にも貢献します。HARMOの活用により、環境負荷の少ない水上移動手段の可能性を検証すると同時に、名古屋の水辺の新たな魅力創出を目指しています。
プロジェクトの一環として、HARMO搭載船の機能検証と、一般向けの体験乗船会を実施しました。
その準備として、ヤマハ発動機が所有するHARMO搭載船を、マリーナ河芸(三重県津市)から堀川沿岸にある服部造船所(名古屋市熱田区)へと移動させました。運用の都合上、期間中は毎日、中川運河の拠点(ささしま桟橋またはPALET.NU)と堀川の服部造船所間を往復させることとしました。

好評だった体験乗船会の様子は、次の記事でお伝えします。