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【背景】
近年、金属類の価格向上に伴い各種工場において鉄や銅線など資材が盗難される被害が増加しております。
そうした背景において、夜間のセキュリティ強化は重要ですが、工場などの広い敷地では、常時照明を使った監視は電力コストや環境負荷の面で課題があります。そこで、光を使わずに温度を捉えるサーマルカメラとAIを活用し、電力コストと環境負荷を抑えつつ、夜間のセキュリティ強化を目指す事が本実証実験となります。
<プロジェクトメンバーと保有技術・分担内容>
本プロジェクトでは、名古屋市内にて多数のリサイクル工場を保有するアビヅ社の向上をフィールド実験の場として活用し、独自の人流解析技術とAI活用の実績を持つインテージテクノスフィア社の技術を用いて実験を行います。
アビヅ社には盗難対策リスクや電気コストの低減。インテージテクノスフィア社としては成果を可視化する事で、不審者検知のみならず高齢者施設での危険予知など様々な事業に応用できると考えております。
<プロジェクトの進捗>
1月7日から9日にかけて、工場内で3日間サーマルカメラを用いた撮影を実施しました。撮影期間中には、不審者が侵入するシーンを疑似的に再現して撮影しております。
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現在はサーマルカメラの映像をAIで解析するため、サーマルカメラの映像解析に特化したAIを開発し、精度評価を実施しております。
既に撮影済みで解析も佳境にさしかかっており、特定の不審者を検知する事に関しては良い精度の結果がとれております。
将来的には、開発したAIをエッジAI端末に搭載することで、サーマルカメラの映像からリアルタイムでイレギュラーや属性を検知し、応用できるシステムとして、さまざまな業界に貢献することを目指します。