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データで自転車通行空間の効果と課題を可視化│自転車利用者向けのアンケート・現地調査を実施しました【活動報告】

名古屋市は、安全で使いやすい道路空間の実現のため、自転車通行空間の整備を進めています。その整備によって自転車利用者が増えたのか、また整備した空間が実際にどのように利用されているのか、効果を客観的に把握する方法を検討していました。

本プロジェクトではこの課題に対応するため、株式会社長大(名古屋市中村区)とチャリチャリ株式会社(福岡県福岡市)とが連携し、名古屋市と共に実証実験に取り組んでいます。株式会社長大はビッグデータを活用した交通課題解決のプロフェッショナル。チャリチャリ株式会社はシェアサイクル事業を展開しており、自転車利用データの収集・提供を担っています。

今回の取り組みでは、シェアサイクル利用者のGPSデータを活用し、整備した自転車通行空間がどの程度利用されているかを調査。また、他のシェアサイクル事業者の協力のもと、Webアンケートを実施し、利用者から走行環境や利用状況等について意見を収集しています。

11月27日には、中区木挽町通での現地調査を実施。整備後の利用状況を目視で確認し、アンケートやシェアサイクル利用者のGPSデータとの相関を分析しています。

より多くの市民が安全に自転車を利用できる環境、そして歩行者にとっても安心して歩ける空間づくりを目指して、今後も実証を進めていきます。