Hatch Technology NAGOYA

最新技術を使ってなごやの水辺の魅力を創出したい|電動推進機「HARMO」搭載船の運行ルートを確認しました【活動報告】

「東洋一の大運河」と評された中川運河をもっと楽しめる場にするため、持続可能な水上モビリティの実証実験に取り組んでいます。この実証を通じて目指すのは、CO2排出や振動、騒音を抑えた快適な乗船体験。そして、自由に対岸を行き来できる環境の実現です。市民や観光客が運河に親しみを持ち、地域活動やイベントを通じて人と水辺の新しいつながりが生まれる未来をつくります。

このプロジェクトには、株式会社ダイイチ(三重県津市)とヤマハ発動機株式会社(静岡県磐田市)が参加。実験に活用するのはヤマハの電動推進機「HARMO」です。HARMOは電動モーターを動力とする推進機ユニットと動作を制御するリモートコントロールボックス、直感的な操作を可能とするジョイスティックなどで構成された「次世代操船システムプラットフォーム」。HARMOを用い、CO2削減や騒音低減に配慮した新しい乗船体験を提供しつつ、名古屋の水辺を活性化することを目指します。

9月24日には、初の現地視察が行われました。名古屋市名港開発振興課や参加企業、HATCH事務局が集まり、運河周辺を車で走行して「HARMO」搭載船の運行ルートを確認。問題なく運行できそうか、安全対策も含めてしっかりと議論を交わしました。関係者全員が顔を合わせ、意見を交換することで、プロジェクトの具体的な方向性がさらに明確になったと感じています。