実証事業者：スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社
フィールド提供者：なごのキャンパス
実証実験の目的とゴール
「ローカル5G 」等の先端無線技術の認知向上と本実証実験環境のPRを2021年から継続して実施しています。
2022年7月に環境を構築し、様々なユースケースでの実証を実施していきます。
実証実験の概要
「なごのキャンパス」内に、通信事業者である「スターキャット・ケーブルネットワーク株式会社」が自社の持つ光ファイバー網やデータセンターを活用して先端無線設備(ローカル5G、Wi-Fi6 など)を構築しました。
先端無線技術を気軽に体験できる場として解放することで、なごのキャンパスの入居企業をはじめ関係者や先端無線技術に興味を持つ県内外の多くの企業・団体等と連携し、新たな産業の創出を目指します。
実証実験の成果と課題
2022年7月にローカル5Gの設備構築が完了し電波を発射しました。
9月1日に開催したオープン記念式典とオープン記念イベントでは、産官学の有識者による5つのセミナーを開催し式典とイベント合わせて300名以上の参加がありました。
9月以降、視察会やイベントを開催しており、企業や行政の方などを中心に、延べ100名以上の来場があり共同実証している企業は10社を超えました。
工場で使う機材を開発する地元企業様から「自社が開発するデバイスをローカル5Gに繋いでみたい」というお問い合わせや、既にローカル5Gに取り組んでいる企業様から「自社が所有する機材で映像伝送してみたい」というお問い合わせを頂いて一緒に実証しています。
今後の展開
3月にローカル5Gとしては国内屈指のスピード下り速度最大3.1Gbpsが出せる設備の構築が完了しました。施設のアンテナはＳｕｂ６とミリ波を組み合わせて使うＮＲ－ＤＣという技術を使った、国内でもまだ数少ない設備です。2023年度はこの超スピードの無線を活かした実証実験もしていきます。