2023年1月20日(金)
ナゴヤイノベーターズガレージにて、Hatch Technology Nagoya「フィールド活用型社会実証支援」の第7回Hatch Meetsを開催しました。
フィールド活用型社会実証支援とは
実証実験ニーズをもつ企業と、実証実験を行う場を提供する企業(や自治体)が一緒になって社会実装を目指すプロジェクト支援事業となります。
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第7回ではオンラインとオフラインのハイブリッド配信という形で43名の参加がありました。
日程
1月20日(金)13:30~15:30
場所
ナゴヤイノベーターズガレージ
アジェンダ
受付開始 13:00-
1.開会挨拶/HMの紹介 13:30-13:35
2.新規プロジェクト開始報告 13:35-14:05
・株式会社ミライ菜園☓名古屋市農業センターdelaふぁーむ
・余白文化株式会社x民間保育園
3.プロジェクト完了報告 14:05-14:35
•小田急電鉄株式会社☓名古屋市環境局
4.新規Hatch Meets登録企業によるピッチ 14:40-15:00
•株式会社SBS情報システム
•株式会社コングレ
•jinjer株式会社
•美辺株式会社
5.ミートアップ 15:00-15:25
6.閉会 15:25-15:30
新規プロジェクト開催報告
株式会社ミライ菜園☓名古屋市農業センターdelaふぁーむ
「農家を悩ます病害虫被害を限りなくゼロに! 野菜の病害虫予報AIアプリ”MIRAI”」プロジェクトでは、
・病害虫予報を農家にお知らせして農薬散布の対応の参考にすることで品質アップを実現すること。
・農業専用チャット機能を搭載し、病害虫情報の送信など農業に特化したコミュニケーションを可能にすること。
この2点を目指し農業センターdelaふぁーむで栽培する作物に対して実証実験を行います。
delaふぁーむではリニューアル整備が行われる予定のため、実証実験の期間は2023年3月末までを予定しています。
メンターからは、会社に人員を増やすためのビジョンの見せ方、データのローカライズ範囲、農家からデータを収集する仕組み、作物への付加価値への付け方などの観点でコメントをいただきました。
余白文化株式会社x民間保育園
余白文化株式会社は名古屋市内の複数保育園において、園児ひとりひとりに余白文化オリジナルのセンサー”Hikids”を身につけることで園児の体調異常や安全範囲から離れる際にアラームが自動的に鳴り、園児の居場所を表示することで園児の安全確保や活動状況を記録することで事務の効率化が可能かどうかを実証実験を行います。
メンターからは
センサーをつけるだけでは園児の安全が保証できないこと、自社開発にするとコストが上がるのでスペックを高めすぎない事、ヘルスケアの分析には時間がかかることなどへのコメントをいただきました。
プロジェクト完了報告
小田急電鉄株式会社☓名古屋市環境局
ごみを資源へ。なごや∞プロジェクトでは、今年度資源循環の効率化とリサイクルの向上、CO2削減を目指し、ゴミ収集車にWOOMS APPが入ったタブレットを搭載し収集業務の効率化と剪定枝のリサイクルの実証実験を行いました。
フェーズ1〜フェーズ2の実証実験を終え、シーケンス機能、ナビ機能の精度向上を図り、より簡便な通報手法や実証の規模などを環境局作業課と引き続き協議を進めていくこととなりました。
メンターからは
CO2の排斥量を分析する会社と組んでみる方法や、現在使っている地図以外のやり方などコメントをいただきました。
企業ピッチ
株式会社SBS情報システム
販売所運営集客支援「おっくる」について静岡県内での実証実験の取り組みをご紹介いただきました。
株式会社コングレ
ポートメッセなごやをフィールドとして魅力的になる提案を募集する”IDEA PITCH CONTEST”についてご紹介いただきました。
jinjer株式会社
バックオフィスDXとして人事労務、勤怠管理、給与計算、経費生産などのデジタル化するシステムについてご紹介いただきました。
美辺株式会社
やさしい保育を実現する保育業務システムを作る上での、現状の保育業回の課題とそれに対する対応策をご紹介いただきました。
次回、2月10日(金)13:30-15:30 の第8回Hatch Meetsは自治体DXをテーマにしたセミナーとなります。
HMの会員以外も参加可能ですので是非ご参加ください。
https://hatchmeets8.peatix.com/
今回の様子をグラフィックレコーディングでまとめました。
執筆:シビックテック・ラボ 市川希美