2020年度事例紹介No.1
2020年度に課題提示型社会実証支援で立ち上がった
プロジェクトの紹介です。
先進技術を活用した放置自転車撤去スキーム
実証実験企業
芝園開発株式会社
プロジェクト概要
芝園開発株式会社が開発したCaptureシステムを活用し、遠隔で放置自転車の撤去の指示を行う実証実験を、名古屋駅、金山駅、新栄町駅で実施しました。
放置自転車の撤去にあたっては、これまで市の土木事務所職員が現地に行って認定を行う必要がありましたが、芝園開発株式会社が開発したCaptureシステムを活用することで、リモートでの認定が行えるようになり、現場に行く時間を節約できるほか、同時に複数の現場の認定ができることになります。
実証実験には、市職員と撤去業務の委託業者が参加し、現場でCaptureの専用端末を使った放置自転車の登録を行う班と、土木事務所で現場からのデータを元に認定を行う班に分かれ、放置自転車の撤去作業を行いました。
芝園開発のCaptureシステムは、初めて触る人でも簡単に使い始められるよう設計されており、非常にスムーズにリモートでの認定業務を行うことができました。
自転車の登録に手間取る部分や、放置の認定から撤去作業へのスムーズな連携など、実際に運用する際には考慮すべき点もいくつか見つかり、有意義な実証実験となりました。
今後はCaptureを使って、放置自転車がどれくらいの時間放置されているかなどの実態調査を行う予定です。放置自転車に関するデータを蓄積することで、今後の放置自転車対策に活かせるのではと期待しています。