実証事業者
市担当部署
緑政土木局東山総合公園管理課
応募したきっかけは、code for Nagoya(市民が主体となり、地域課題解決に取り組むコミュニティ作り支援や、テクノロジーを活用したアクションを創発する活動を支援していく集まり)のイベントに参加したことでした。同イベントに参加していた名古屋市の職員の方より、Hatch Technology NAGOYAについてのご説明があり、行政の課題に対して先進技術を活用した実証実験を行うということを伺いました。そこで、当社のスマートフォンアプリケーションで利用している屋内ナビゲーション技術が役に立つのではないか、と考え社内で検討を重ね、参加させて頂くことになりました。
当社の文化情報部ソーシャルイノベーション課は、主に観光や文化財分野における社会課題に対して、課題解決に向けた提案活動を行い業務を遂行している組織です。同課ではGIS技術者、リサーチャー、デザイナー、デベロッパー、文化財技術者が一つのチームとして課題解決に向けて活動しています。試作品を短期間で作り、顧客に提供することで顧客の反応を観察し、その観察結果を分析、サービスに改善を施し、機能などを追加して再び顧客に提供する。これを繰り返すことで、顧客のニーズに合った技術やサービスの提供を目標としています。
東山動植物園の見たいポイントの最適ルートを簡単に作ることができるサービスです!
こんな方におすすめです。
東山動植物園の道は、急な傾斜の道や、階段、砂利道など様々な形状があります。この様々な形状の道を形状別に分類し、ベビーカーを使用される方、車椅子の方、小さなお子様連れの方の状況に応じた、最適なルートを案内するために、ベビーカーを押したりしながら現地調査(もう園内を5周分は歩きました)や、ユーザーインタビューを重ねています。
また、園内のマップについても、色覚バリアフリーに配慮しながら、ルート表示をわかりやすくするため、配色構成を繰り返しテストし制作をしています。ユーザー体験をインタビューで明らかにすることで、どのようなサービスが回遊性向上につながるか、という事を明らかにし、よりよいサービスの提供に向けて取り組んでいます。