REPORT

書架到着時間の短縮【図書館ARナビゲーション】

  • 実証事業者

    パーソナル プロセス&テクノロジー

  • 市担当部署

    教育委員会鶴舞中央図書館整理課

実証実験の概要

図書館利用者が目的の書架までスムーズにたどり着けるよう館内のナビゲーションを提供したい。しかし、GPSが届かない図書館のような屋内のナビゲーションは現在位置が特定できず、これまで困難でした。
そこで、近年急速に発展してきた、拡張現実(AR)を使った屋内ナビゲーションを提供し、その有用性を検証しました。

実証実験の内容・結果

スマホ

本実証実験のためにスマーフォン用の図書館ARナビアプリを開発しました。
まず、あらかじめ図書館の書架や棚板に白黒の2次元コード(ARマーカ)を貼り付けます。
そして利用者がアプリ上のカメラをかざすと、マーカ上に矢印が浮かび上がり、目的の棚まで案内することができます。

スマホ
写真 写真

2019年12月初旬から2020年1月末まで約2か月間の実証期間中に210件の利用がありました。
アプリ上で実施したアンケートで86件の回答が得られ、良い46件、普通37件、悪い3件でした。アンケートの結果から図書館ARナビは利用者からの高い満足度を得られ、利用者をスムーズに目的の書架まで案内することができたと判断できます。

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